五瀬命(イツセノミコト)の五人の兄弟祭神は、高千穂を中心に東・日之影町見立に神太郎水神、南・日之影町七折に弥十郎水神、 中央・高千穂峡に久太郎水神、西・五ヶ瀬町三ヶ所に安長水神、北・五ヶ瀬町波帰に小波三郎水神が配置されています。

神秘を秘めた高千穂郷

五瀬命が五人の子どもたちを東・西・南・北・中央(木・火・土・金・水)に陰陽五行を用いて配置したのは、 五行説の根本思想である自然の運行の順調な推移を願うためだとされています。
陰陽五行では自然の運行(木・火・土・金・水)を集め、良好な環境を整えることで、運気をつかむことを目的としています。
良好な環境とは、木・火・土・金・水がお互いに消長し、結びあいを循環することによって、あらゆる現象が出てくるとされています。
この五大水神を陰陽五行(木徳神→火徳神→土徳神→金徳神→水徳神)と巡り、良好な環境を整え運気をつかむことができれば、 最大限の開運の効果を期待することができるでしょう。